酒類販売

酒税法に基づき、酒類を販売するために必要な許可です。所轄の税務署に申請します。

許可の種類:

  • 小売業免許: 消費者に直接販売する業態
  • 卸売業免許: 小売業者や飲食店等に販売する業態

許可の要件:

  • 小売業免許の場合:
    • 販売場の広さ（おおむね10平方メートル以上）
    • 十分な販売設備
    • 営業時間（1日4時間以上、月20日以上の営業）
    • 需給調整要件（人口・販売場間の距離・既存販売場数等を考慮）
  • 卸売業免許の場合:
    • 倉庫等の保管設備
    • 事務所等の販売のための設備
    • 販売先の確保（小売業者等との取引見込み）

申請先: 販売場の所在地を管轄する税務署

申請書類:

  • 酒類販売業免許申請書
  • 営業計画書
  • 販売場の位置図・平面図
  • 賃貸借契約書の写し
  • 法人の場合は登記事項証明書・定款
  • 個人の場合は住民票
  • 需要調査書（取引先との契約書等）

許可期間と手続き期間:

  • 許可に期限はないが、長期休業等の場合は休業届が必要
  • 申請から許可までは約1〜3ヶ月程度

許可後の義務: 

  • 酒類販売業免許の掲示
  • 20歳未満者への酒類販売禁止
  • 酒類の適正表示
  • 酒類販売管理者の選任・届出
  • 酒税の適正な納付